【終わったことを悔やんでも仕方ない、上を向いていこう♪】英語とネイティブから気持ちの持ち方を学ぶ3

英語ではその表現に似て非なる言葉がある。
There’s no point crying over split milk. It’s no use crying over spilled milk./済んだことを今さら後悔しても仕方ない。
終わったことを悔やんでも仕方ないよ。次、次!という意味で、前向きな気持ちが込められていて日常から感じ取れる。
今回は日本とカナダでの経験を踏まえて「失敗からの立ち直り」について私の見解を話そうと思う。
フード&ドリンクランナーとしてお客さんに料理を持って行った時に、「半分の量を注文したんだけど。」と言われオーナーに伝えたら「そのまま出していいよ、料金はハーフの金額にしておくから、お客さんにはそのまま召し上がってもらって」、と言われた。そして、「もしそのようなことが今後も起こってもこのように対応していいから。」とも言われた。
メキシカンファーストフードレストラン(カナダ)でお客さんが列をなしてる最高に忙しいときに、誤ってスタッフが数枚のお皿を豪快に割っても、皆は嫌な顔をするどころか少しにやけて、茶化してた。(笑)また、注文の食べ物を間違えて作ってもお咎めなく新しいのを作って渡すこともたまに見かけた。
日本のレストランで働いていた際、ブランド物でもないファミレスのガラスコップを割っただけでマネージャーからぶつぶつ文句言われたり、サービス業で初めて取り組む仕事のミスでも上司から説教されたりと失敗をしてはいけない空気のある日本の仕事場だけど、カナダは違う。
カナダで関わった仕事が飲食関係とロッジのみで日本で携わった別の業種の仕事との比較に値するとは言い切れないけれど、カナダでは失敗しても日本より厳しく責められなく、問題解決にまず取り組んで無事に解決出来たら終わりのような感じでさっぱりしている気がする。もちろん、反省して同じ間違いをしないよう工夫することは大切。
「失敗を次に生かす。」
「用意周到、念入りで注意深くことにあたる。」
今振り返ると私は、30%は上司からの脅威と、70%は責任感と2%くらいの意地(文句言わせないようにしてみせる~!)という心持から欠点を改善していけるようになった。
論理的に物事を理解することや先を見越して数字を追ったり、トラブル解明に努めたりと様々な経験が今役に立っていると感じている。初めは苦手に感じていたことも慣れると楽しくなった。
日常においても「なんとかなるよね~♪」という気持ちから「万が一に備えて別プランを考えておこう。」という気持ちに変わった。
この仕事はチームプレイもあったけれど、自分を守るのは自分だというという認識もできた。
自分が手をつけた仕事は責任を持って取り組み、取り組んだ形跡は必ず残し、業務を引き継ぐ際や何か起こった時は、自分の対応した部分は説明できるようにしておく、更には原因を究明するというチームプレイと個人プレイの環境で鍛錬された。
長く務めるとパソコンのソフトの応用的な扱いも分かるようになり、機械への苦手意識も薄れた。(このおかげで自分のブログを作れたと思う。)
このような私にとって厳しい環境は幸運にも自分の欠点を改善するターニングポイントとなった。鬼の角と金棒が見え隠れしていた上司の厳しい指導には少し感謝するときもある。
自分を形成している経験は、カナダのネイティブ環境で今の自分の満足できる仕事に就くというひとつの目標を実現させた。
自分の欠点を改善することは今までの習慣などで身に染みている部分もあるので、容易なものではなく時間を長く要するけれども自分のなりたい像に近づくには努力も必要だと感じている。
そしてあることを欠点だと感じるのは人それぞれだと思うしそれを改善したいと思うかもその人次第。
例えば私は、自分のことを腹黒いと認めているけれどそれを欠点とは感じていない。相手に迷惑をかけない腹黒さは生きる上での知恵だとさえ思っている。
終わったことを悔やまい前向きな気持ちと、失敗からの教訓で自分を高めていく努力をすれば理想の自分に近づけると思う。
私の場合、大いに反省する環境が知らずのうちに功を奏したみたいで、あの時の辛かった経験は今はいい思い出です(笑)
アイキャッチ画像はカナダでも日本でもなくニュージーランドのネーピアです♪
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