【オーストリア・ワーキングホリデー】オンライン予約を忘れずに!経験者によるビザ申請手続きまとめ

オーストリアのワーキングホリデーは現在、東京のオーストリア大使館まで申請書類を持って行かなければなりません。
スムーズに手続きできるよう私の経験をまとめておきます。(2019年5月時点)
書類提出するときには、出国日や滞在期間を明確に決めて航空券や宿泊先の予約、海外保険の加入をしておきます。
滞在期間は最長12か月(360日で計算されます)ですが、自分で滞在期間を360日以内で決めることができます。

書類を準備する前に、大使館ホームページのオンラインで予約をしておきます。
申し込み日(予約を取ろうとする日)からおよそ1か月後~2か月後の間で予約を取れます。
例えば5月30日にネットから予約を申し込もうとすると、予約できる日が“7月4日~8月29日の空いている時間割”となります。
時間割の中から可能な日を選び予約します。
ワーホリ年齢制限が満30歳までなので、ギリホリの方は自分の出発予定日との兼ね合いにもよりますが31歳の誕生日3か月以上前にオンライン予約をすることを強くお勧めします!
なので、例えば誕生日が5月10日だとすると、最低でも2月10日あたりにオンライン予約から4月初めの予約を入れておくということです。
出発日が決まっていればそれ以上前からもちろん予約しても大丈夫です。
応募資格が満30歳としか書かれていないのでビザ申請時なのか、ビザ発行時なのか、はたまた渡航するまでなのかが分からないのでもし該当されるなら大使館に直接聞かれてみてください。余裕をもってビザ取得し安心したいですね。
ギリホリ誕生日の2か月前にオンライン予約は避けたほうがいいです。できないとは言い切れませんが、不備書類の準備や郵送(一度大使館で手続きをしたら不備書類は郵送にて対応可)、審査期間(全ての書類を提出し終えてから10日前後)を考えると十分な余裕が必要です。
申請に必要なもの
☆申請用紙 ビザD Visum D→大使館HPよりダウンロード
すべてドイツ語、または英語で記入。
記入漏れでも、大使館の方からどのように書くか教えてもらえますが、予約時間切れになる可能性もあるので(持ち時間が30分しかない)記入しておく。
該当しない場合は、N/A(該当なしという意味)と記入する。
♪記入事項をサラッと説明
・名前
・誕生日
・出生地、国籍
・性別、結婚歴(未婚、既婚など)
・Type of travel document
→該当するものにチェック。私はOrdinary passportにチェックした。
・Number of travel document
→パスポートの旅券番号(写真付き欄の右上に書かれてあるアルファベットと数字)
・Date of issue
→パスポートの発行日
・Valid until
→パスポートがいつまで有効か
・Issued by
→どこで発行されたか(これもパスポートに載っているので発行された場所(発行官庁)を記入)
・住所、メールアドレス
・自宅&携帯電話番号
・Residence in a country other than the country of current nationality
→居住国が国籍と違う場合のみyes,なので居住国が日本ならnoにチェック
・Current occupation、Employer and employer’s address and telephone number. For students, name and address of educational establishment
→無職だったのでN/A(該当なしという意味)と記入。これでも問題なく通過。
・Purpose(s) of the journey(渡航目的)
→私は、“WORKING HOLIDAY”と記入。
・Bordercrossing point(経由地点)
→飛行機でどこかの国を経由(乗り継いで)行くならここに経由地を記入
私の場合、福岡→台北→ウィーンだったので、TAIPEIと記入した。
・Number of entries requested
→出入国する回数なので、Multiple entriesを選択。そしたら滞在中日本に一時帰国や他国へ旅行もできる、という意味だと思う。(曖昧)
大使館の方がMultiple entriesを勧めてきたのでそうした。
・Indicate number of days
→最大360日に注意。1年間の365日ではない。1か月を30日で計算するらしい。
海外保険の加入期間も考えて記入。この期間がビザの入国・出国日に関係してくる。例えば、300日と書いたらその期間だけのビザしか出ない。
・visas issued during the past three years
→過去3年間でオーストリアのビザが発行されたか。私はNoにチェック。
・Fingerprints collected previously for the purpose of applying for a national Austrian visa
→以前オーストリアのビザにて指紋採取したか。私はNoにチェック。
・Entry permit for country of final destination, where applicable
→ビザが必要な国に最終目的地で行くか。私はN/Aと記入。
・Intended date of arrival
→到着予定日
・Intended date of departure
→出国予定日
360日以内で予定日を記入する。注意するのは、出国予定日を360日以内で適当に書いたらその日付でビザが降りてしまう。
・Surname and first name of the inviting person(s) in the Member State(s). If not applicable, name of hotel(s) or temporary accommodation(s) in the Member State(s)
→私は宿泊先の名前を記入。
・Address and e-mail address of inviting person(s)/hotel(s)/temporary accommodation(s)
→宿泊先の名前、住所、電話番号、メールアドレス
・Name and address of inviting company/organisation
→招待している会社の名前、住所。私はN/Aと記入。
・Surname, first name, address, telephone, telefax, and e-mail address of contact person in company
→これも私はN/Aと記入。
・Cost of travelling and living during the applicant’s stay is covered
→申請者の生活や旅行費はどれで補われるか。該当するもの(カード、現金など)にチェック。
・Place and date
→大使館にて申請した日と場所(TokyoでOK)
・Signature
→署名(英語、日本語の両方記入)
以上がVisum Dのおおまかな流れでした。
☆ICAO規定適合 パスポート写真
☆日本国旅券、ビザの有効期間より残存期間3か月以上必要
顔写真欄のコピーも原本とともに提出。
日本国旅券(パスポート)はビザの申請結果とともに郵送されるまで大使館が預かるので、自分用にコピー控え(スキャンして保管など)を持っておく。
☆滞在期間中の旅行、疾病、事故保険(最低保障3万ユーロ)
私は、たびほ海外保険にしました。たびほの海外保険の書類はメールにてPDFで送られてきます。その中に英語版の証明があるのでそれをコピーして提出。
カナダのときの海外保険もたびほを利用したのでリピート割引があり170,000円くらいでした。
ドイツかどっかの保険は口コミの利用者の声で「支払いがされない」ということを見たので安い保険だったけれど心配で申し込みやめました。
☆入国後最初の一定期間自力で生活できる充分な資金の証明書
過去6か月分の収入・支出の分かる通帳などのコピー。通帳の表紙もコピー。
この意味は、ウィーンで6か月間生活できる資金があるかどうかが見られるそう。
私はカナダのワーホリから帰国してすぐの申請だったので、大変だった。
カナダの銀行CIBCを利用していて運よくまだ口座を空けていたのでCIBCのサイトからマイアカウントに入り6か月分の明細書をダウンロード。
マイアカウントから月ごとに明細が出せたので分かりやすくまとめることができた。(24枚くらいになった。。)
しかし、カナダドルはほぼ引き出してカナダドルのまま現金で手元に持っていたので、6か月間の生活費の証明にはならず。
そこで大使館の方から言われたのが、
親から生活面の支援があるということで書類提出も可能ということ。
申請上では親の協力を得て提出。
資金証明において追加提出したもの
・親の通帳原本。通帳表紙コピー。6か月分の収入・支出コピー。
原本提出が無理なら銀行等で6か月の明細を発行してもらい提出。
・親からのサポートレター(経済的支援をします。というような文を日本語で親に書いてもらい、英訳も添えた。)
・親の身分証明書のコピー(免許証コピー)
・戸籍謄本(親との間柄が分かる住民票など。原本の写しとコピー。)
・カナダの銀行の6か月分の証明書(明細書)
・カナダの銀行の証明を提出する理由(英文)
実際には親を頼るつもりもなく、NZとカナダの貯金を崩しながら生活して仕事を見つけ1年暮らそうと考えている。
現地で生活できそうにないならワーホリやめて帰国する予定。
追加書類で私は郵便局の速達を利用。速達は当日の夕方5時までに窓口に出せば翌日の便で届けてくれる。
当日夕方5時以降は明後日の便扱いとなるので注意。
☆航空券あるいは航空券を調達できる充分な資金
この説明に落とし穴が!
このように書かれてあるけれど、片道の航空券の証明書(予約完了コピー)は必要です。
私は、EVA airの福岡発―台北経由‐ウィーン着(トータル17時間フライト)で50,700円だったのでそれを予約。
そしてまだ必要なのが、
☆到着後のステイ先の宿泊証明書
私は、ネットから予約したホステルの宿泊書を英文とドイツ語コピーを提出。1週間でも大丈夫。その際、
「ホステル滞在中の1週間以内に住むところを見つけます。見つけられなかった場合は同じホステルで延長してステイします。」
という英文を添える。
英文を書く時には、“題名、内容、日付、自分の名前(英語・日本語両方)”を記入。
☆返信用封筒
おそらく自分で切手を購入しなければいけないかも。。
私は大使館からゆうパックを540円ほどで購入しました。
最後に、指紋採取があります。
申請結果が手元に届くまでには、10日前後(早くて1週間)です。大使館なので決まった手続きでしか進められません。
私みたいにギリギリで提出してドキドキしながら毎日を過ごさないためにも、余裕と計画性を持って行動しましょう。(どこから目線?←)
あとは、本当に急いでいるなら大使館がゆうパック(赤と白の頑丈な封筒。速達扱いのようなもの。)を¥540くらいで売っているのでそれを買って郵送してもらうようにしたらおおよそビザ発行後の2日~3日で手元に届きます。郵便局の運送次第ですのでおよその目安です。
以上が私の経験をもとにまとめてみたビザ申請~取得までの流れでした。
書類の記入は人それぞれ異なる点もあると思います。ここで書いてあることがすべて正しいとは限りませんし、要件も変わると思います。
すべては大使館次第ですので参考程度にとどめて頂くようお願いします。
大使館の方が書類をチェックしてくれますので、不安な点があったら質問して間違いのないように申請しましょう。
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